アルトエコの不満なところ
扉がね、半ドアになりやすいんですよ。しっかり人間が勢いを付けてあげないと。
これ、仕方ない面はあるのかな。
普通の車、例えばホンダのディーラーさんで聞いたところでは、扉が閉まるときの音に高級感を持たせるために、鉛の板をドアの中に仕込むんだそうですよ。
でもそんな余計な板、音のためにわざわざ重量増を招きますか。
アルトエコの扉が半ドアになりやすいのは、ドアが軽くて勢いを付けてあげないとラッチのばねに負けてしまうということなのでしょう。
実際、板金は結構ぺらぺらな感じで、ドアとかを押すと、ふにゃっとする感じがどうにも心もとない。もちろん、高張力鋼板とかで薄くても必要な衝突安全性は確保しているというのはわかるのだけど。自動車事故とかで、軽自動車がぐっしゃりと潰れるのも、そりゃそうだろうなぁ、という思いがします。
他は、チルトステアリングの設定はないので、座高の高い私の場合、ハンドルがメーターを少し隠してしまう。まあこれも仕方ない。100万いかないんだもん。
あとは、乗り込むときに足がハンドルにどうしても引っかかるなぁと。
ドライビングポジションはちゃんと取れているので運転中に不満になることは全くないんですけどね。
やっぱり、小柄な人向けの車なんだろうなあと思う。華奢でちっこい。やさしく乗らざるを得ない。かわいい車なのである。
リアシートも、リクライニングなんてないし、分割可倒式なんて贅沢なものはない。でも、ヘッドレストも一番低い位置か、一番高い位置かしか選べない。段階的にヘッドレストの高さを変えることができるのはフロントシートだけ。
それでも、リアのヘッドレストを高い位置にすると、すごく気持ちよく後頭部を支えてくれる。寝れるほどじゃないけれど。
面白いことに、このサイズでありながら、フロントシートはフルフラット”以上”に倒すことができる。リアシートの座面より低いところまでリクライニング可能。無理すれば寝れるんじゃないかこれ。
そうそう、リアシートを倒して、助手席をこのフルフラットレベルまで寝かせると、長尺の荷物を載せることができる。2mの長さのものを積み込むことができる。ドライバー以外は乗れなくなるけど。
ホームセンターで木材を購入することが多いんだけど、さすがに定尺の4mは無理だけど、半分にカットされた2mのものまでそのまま積み込むことができるのはありがたい。小さい割にはよく使える。
ん?不満なところってタイトルだった。ちょっとしかないですよそんなもん。んでもって、そのちょっと足りないあたりが、萌え要素ってやつですよ。擬人化したら一生懸命なドジっ子キャラになるだろうと思う。うむ、おいらはそっちの属性だったのか。