k3の駄文録

テキトーに書いています。

そもそも体系化するってのは大変なわけで。

ずいぶん簡単に言ってくれるよなぁと。

「中国人のせいで現場が立ち上がらない」は本当か?海外進出企業を混乱させる“技術伝承置き去り”の実態|日の丸製造業を蘇らせる!“超高速すり合わせ型”モノづくりのススメ|ダイヤモンド・オンライン

「『この部品を設計できるようになるには、あと何年経験を積めば良いですか?』と聞いたが、日本人の回答は皆バラバラだった。人によっては、『設計に終わりはない』と答える人もいた。日本人の回答はいつも曖昧だ」

 設計者の楊さんからは、こんなコメントも出た。

 「技術的にわからない点を相談したら、丁寧に教えてくれた。日本人は素晴らしい。私はもっと設計を勉強して、偉くなりたい。しかし、『何と何を学 べばあなたみたいになれますか?』と聞いたら、『焦るな。設計は奥が深い』と言われた。他の日本人にも聞いたが、的確に答えてくれなかった。本当は何を勉 強すれば良いのか、日本人も言えないのではないか」

 

技術ってのが資格試験みたいなもんなら、こういう向き合い方でもOKだけど、これ、何が分からないかすら分からないのに自分は頭がいいと思い込んでいる根気のないど素人が口にする言葉ですよ。ノウハウや試行錯誤の塊を一言やそこらで語れるかよと。

現場で何度も失敗を繰り返した経験からどこに注意すべきかの勘所が分かる。それも直感的に。体系化するってのは失敗の履歴も含めて全て記録して振り返って、という作業をやらなきゃいけない。やろうとしたってできるわけがない。それを現場の人間にやらせようってのがそもそも間違いなわけで。苦労話を聞いたりしながらまとめるライターが必要なのよ。