k3の駄文録

テキトーに書いています。

真犯人が片山容疑者で阿鼻叫喚な

自分、これまでに逮捕された被害者同様、彼も警察(検察)の誤認逮捕、冤罪じゃないのと思っていたのだけど。弁護側から真犯人だと認めた、という情報で、これは疑いようも無く、彼が犯人なのだなと。

最後のどんでん返しに認知不協和を起こしそうなところですが、事実は事実なんでしゃあない。なんで彼が真犯人ではないと思っていたのか、とかいろいろ整理したいなぁと。

 

 

彼も誤認逮捕じゃないのかと思っていた理由は、

・一連の事件で、これまでに警察は4人を誤認逮捕し、密室での取調べで2人を犯人だと偽りの「自白」をさせた「前科」がある。

・また、警察は片山氏を犯人だとする情報をゆがめた上に違法にマスコミにリークするなど、不審な行動が目立ちすぎ、信用できなかった。

 

 

ま、この2点かなと。今でも、当時彼が真犯人ではないと判断していたことに後悔はないし、間違ってはいなかったと思っている。責任転嫁?いや、不信を呼び起こす行動を繰り返した責任は警察側にありますよ。そもそも、今回彼が真犯人だと明らかになったのは、「真犯人メール」を送信して墓穴を掘ったことによるものであって、それまでの捜査が適切だったからではない。

どちらかというと、一連の事件に関係する人を片っ端からしょっ引いて、たまたまというか、ようやく「当たり」を捕まえたのだと解釈している。結果論を言えば、見苦しく拘留延長を繰り返さなければ、もっと早く真犯人だと確定することができた。まあこれは結果論。だけどそれまでの拘留延長の違法性(違憲性?)は変わらない。

 

 

弁護側から彼が真犯人であるとの情報が出て、またその身柄が確保されたというニュースから思った事は、まずは疑いようもない真犯人が確定されて良かったということ。

2番目は、奇妙かもしれないけど、彼が死んでなくてよかったと、ほっとした気持ちが意外と大きかった。最初は、警察が証拠をでっち上げて、それに絶望して死ぬんじゃないかとすら心配していた。実際には余計なことをやってそれをしっかり見られていたので逃げ出し、本当かどうかは分からないが自殺を考えていたということだったのだけど。

最も、彼が真犯人だったと明確になった現在でも、彼が自殺しなくて良かったと思っている。理由は、あのまま死んでいれば警察が証拠を捏造したと疑い続けていたはずなので、真実が分かってよかったということが一つ。そして、彼は何人もの人の人生を叩き壊したわけだが、彼らに謝りもせずにしなれたら到底許せん、という感情が一つ。まあ、無実の人の人生を破壊した実行犯は警察なんだけどね。

誤認逮捕が相次ぐ中でも、片山は彼らは真犯人ではないという情報は出さなかったわけで。自分の人生使って償えやと。

 

 

なんというか、あっけない上にあほらしい幕切れだったけど(まだ全容解明とか償いがまだなので終わっていないのだけど)、事件のど真ん中にいると、あれだけ冤罪色が強い環境下であっても、疑いの目を逸らすことで頭がいっぱいだったんだろうなぁとおもう。当事者が第三者的視点を持つことの困難さというか。まあ、あれだけ世間を愚弄して被害を拡大させていたことを思い起こすと、ざまあみろと思う。

「母親を安心させるため」と言っているらしいけど、当の母親はこの事態に、彼が真犯人だと察していたというから、親というもののすごさを感じる。ずっと育ててきたことによって、性格とか行動とかがおおむねわかるということなんだろうし、また、それを察しつつも、受け入れる深さとか。取り繕った孝行に意味は無い。

 

 

しかしま、真犯人がつかまって、本当に良かったなぁと。